【結果を出せるアスリートの特徴】アドバイスを即実践する選手

田村

今回は私がこれまでアスリートの栄養サポートをしてきて得たビッグデータの中から『こういう選手は結果が出せるよな~』と感じた選手の特徴を独断と偏見でお話していく。

こんな人に読んでほしい!

✔結果を出したいと思っているアスリート

目次

アドバイスを即実践する選手

今回紹介するのは『アドバイスを即実践する選手』だ。

ここではとある男性アスリートのエピソードを紹介していく。※本人の許可取得済み

彼のことを一言でいうとコミュニケーション能力が異常に高い選手だ。

これまで私が出会ってきた人類史上断トツのナンバーワン。コミュ力界のラスボスといったイメージである。

どのくらいのコミュ力かというと、基本的にコミュ障・根暗・陰キャ・友達極少の私でも、1回目の面談では『○○君』と呼んでいたのが3回目の面談では気付いたら親しみと信頼を持ってお前と呼んでしまったほどである。(もちろんアスリートとしてリスペクトしている。)

あまりにもコミュ力が高いため『私が小1のときに学校の給食でイキり倒してナポリタンをおかわりしたら結局食べ切れなくて教室に一人取り残されて大泣きした話』とかも今まで隠してたけど彼には思い切ってしちゃってもいいんじゃないかと思った程だ。

そのくらい相手となんでも話せる関係を作り出すのが上手な選手ということだ。

そんな彼の目標は体重はキープしつつ体脂肪率を減少させることだったのだが、栄養サポートをしていく中で気付いたことがひとつあった。

それは、アドバイスしてから実践までがめちゃくちゃ速い!ということだ。

私が『魚食え~』とアドバイスすると次の食事には『魚食べました!』と昼食で食べた大戸屋のしまほっけの炭火焼定食の写真が送られてくる。

そして彼は『お手製シェイク』という1杯700kcal以上、たんぱく質40g程度摂れるめちゃくちゃ優れたオリジナルのドリンクレシピを持っているのだが、とある日『あとお手製シェイク1杯飲むといいよ』とアドバイスすると1時間後くらいには『お手製シェイク飲みました!』とお手製シェイクの写真が送られてくる。

また別の日には、『もっと野菜食え~』とアドバイスするとその日の夕食にキャベツ半玉をイッキ食いしたとキャベツ半玉の写真と共に『正直腹パンパンで辛いっす』という趣旨のコメントが送られてくる。

キャベツ半玉イッキ食い…

考え方がヤンキーすぎる!!(笑)

北九州の成人式かよ!とツッコミどころ800個くらいあったのだが、ちゃんと細かく1食の野菜摂取量の目安を伝えていなかった私が1億%悪い。

ちなみにあとから聞いたところ

コミュ力界のラスボス

うちんとこのスーパーにキャベツ1/4が売ってなくて1/2しか売ってなかったんですよ~。今日全部食べなかったら絶対キャベツ無駄にするなと思ったので1/2玉全部食べました。

とのことだった。

なんだそういうことだったのか。

SDGsやん!

この選手は自分自身の目標である【体脂肪減少】と【フードロス削減】の二つの視点から物事を考えていたのだ。

世界の貧困地域では飢餓が問題となっている一方で先進国では食べられる食品が大量に廃棄されているという現状がある。

食品を生産・調理するにも大量にエネルギーが必要だが、食べ残して無駄になってしまった食品を廃棄するにも大量のエネルギーや費用がかかってしまう。

彼はこういった環境問題から逃げることなく向き合った結果、キャベツ半玉をイッキ食いするに至ったのだった。

地球(earth)にまで意識がいってる

なんて素晴らしい選手なのだろうと私は涙したのだった。

長くなってしまったが、このように彼はとにかくアドバイスすると素直に即実践するのである。

アドバイスを即実践するメリット

私は、アドバイスを即実践することのメリットはこうじゃないかと考える。

最短距離で結果を出せる確率が上がる

前提としてスポーツ栄養士というのは選手のパフォーマンスを最大化させるために存在し、この目的を達成するためのアドバイスを選手個々に行う。

その専門家のアドバイスを即実践することによって最短距離で結果を出せる確率が上がるのは間違いない。

もちろん選手がそれぞれパフォーマンス向上のために考え行動することも大切だが、専門家からのアドバイスは即実践してみた方がメリットは大きいだろう。

自分の中の新たな引き出しが増える

アドバイスを即実践することで選手の中にパフォーマンス向上のための新たな引き出し(選択肢)を増やすことができる。

引き出しは多いに越したことはない。

実践してみて得た経験こそが自分の引き出しになるため、まずやってみることが大切だ。

実践することでその方法が自分に合うのか合わないのかを早い段階で知ることができる。

合っていれば継続を、合わなかったら手放して別の方法を選択すれば良いのだ。

周囲から信頼を得ることができる

即実践することによってスタッフ陣からはあいつはすぐやる選手と信頼を得ることができるだろう。

サポートしていた他の選手達もアドバイスを実践していたが実践するスピードは彼が一番だった。

スタッフ陣からするとすぐ実践する選手にはどんどんいろんなことをアドバイスしよう!という気持ちにもなってくる。

また、すぐ実践し成長していく姿は間違いなくチームメイトにも良い影響を与えることができる。

大事な試合でも『あいつに任せよう!あいつなら大丈夫だ!』となるはずだ。

アドバイスの取捨選択ポイント

専門家からのアドバイスを即実践することは大事だと言っている一方で、アドバイスを全て実践・継続する必要はないと思っている。

アドバイスの取捨選択において考えるべき点は以下のようなものがあるのではないだろうか。

それが正しい情報なのか

世の中には怪しい自称専門家がたくさんいる。

その専門家がちゃんとした人なのか見極めることが大切だ。

スポーツ栄養の分野であれば管理栄養士、公認スポーツ栄養士、その他信頼できるスポーツ栄養の資格を持っている、科学的根拠に基づいてスポーツ栄養学を研究している、または学んでいるかなど信頼できる人なのかを見ると良いだろう。

実際にプロアスリートに対し糖質制限を推奨したり、牛乳は身体に悪いといった根拠のない情報を垂れ流している人もいるため、こういった情報には注意してほしい。

自分に合っているか

例えば専門家から『あなたはレバーを食べなさい』と言われたとしよう。

ちなみに私は基本なんでも食べられるのだがレバーだけはどうしても食べられない。

レバーは鉄分やビタミンAなどの良い供給源だが、味・食感・匂いなど総合的に無理なものは無理なのだ。

このように自分に合っていない方法は無理に実践する必要はない。

なぜなら食事は楽しむことが何よりも大事だからだ。

鉄分とビタミンAなどであれば他の食品から摂取したら良い。管理栄養士なら代替できる食品を知っているので相談してみると良いだろう。

継続できるか

アドバイスが正しい情報で自分に合っているとしても継続できなければ結果は出せない。

1日や1週間、食事を変えたからといって簡単には身体は変わらないし、そんな魔法のような食品はない。

食事トレーニングは長期的に継続することが大切なのだ。自分の生活習慣や環境、経済的にその食事方法の継続が可能なのか判断できると良い。

まとめ

彼はアドバイスを即実践し継続することで最終的に目標だった体重を落とすことなく体脂肪のみ減らすことに成功した。

サポート期間でしっかり結果を出したのだ!

サポートが終了したその後も食事への取り組みを継続しているようで、体脂肪をさらに減少させることに成功したと報告してくれた。

本人に『即実践することは普段から意識しているの?』と質問してみたところ、彼はこう言った。

コミュ力界のラスボス

管理栄養士さんと比べたら知識が劣っていることは確かで、プロの言うことは聞く以外にないと思っていたので即実践するように心がけていました。
部活中でも普段からやっているかと言われればやっているのかな~って感じですね。もちろん自我を通すこともあります。

心が真っ白キャンバス!!

専門家のアドバイスを即実践する姿勢の裏にはパフォーマンス向上のために何でも吸収しようとする素直で真っ白な心があったのだ。

ここでいう素直さとは、スタッフの言うことをホイホイ聞いてくれる都合の良い選手ということではなく、自分は絶対に成長して結果を出すんだ!という自分自身の貪欲な気持ちに素直になるということ。

そこに対して変なプライドやカッコつけは全て捨て、一点の曇りもなく突き進む覚悟のことをいうのだ。

だからこそ成長するためのアドバイスは迷いなくやってみる他ない。彼からはそんな素直さというか真っ直ぐさを感じた。

おそらく彼はスポーツに限らず何をやらせても素直に即実践しどんどん成長して結果を出していくのだと思う。

この先就職したとしても先輩や上司のアドバイスを即実践し、ビジネスマンとして成功を収めるだろう。

芋掘り大会に出場したとしてもコーチのアドバイスを即実践し成長していくことで日本一の芋掘りマスターとなり芋掘り界に伝説を残す男になるだろう。

最後に、

✔これから結果を出したい!
✔さらに成長したい!
✔パフォーマンスを向上させて試合で活躍したい!

と思っている人がいれば、彼のようにアドバイスを即実践することをまず意識してみてほしい。

すぐには結果は出ないかもしれないし、結果を出すにはその他の要素も必要かもしれないが、きっと成長への第一歩になるはずだ。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

田村未来 田村未来 サイト運営者

田村未来
元プロバスケ選手の管理栄養士、スポーツ栄養士、2児の母
当サイトの管理人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次